2005年01月18日 |
SMの04年の出荷、前年比5%増の346万トン |
輸出の14%増がきいて史上最大規模に |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:旭化成、旭化成ケミカルズ、日本スチレン工業会 |
日本スチレン工業会が18日に明らかにしたところによると、スチレンモノマー(SM)の昨年12月の生産量は30万8,292トン、出荷量は30万8,363トンとなった。前年同月比は、生産が3ヵ月振りの前年同月割れの3%減、出荷が逆に3ヵ月振りの前年同月超えの4%増となっている。 これに伴い、昨年1年のSMの総生産量は334万3,794トン、総出荷量は346万3,612トンとなった。生産も出荷も史上最高の03年の記録を更新した。いずれも前年の実績を5%上回っている。 年間生産量の増加は、年初に旭化成ケミカルズの年産33万トンプラントが立ち上がって全体の供給能力が拡大したことに伴うもの。 一方の出荷の伸びは、国内向けがEPS向けやABS・AS向けの需要の回復によって03年の1%減から0.2%増に転じたのに加え、輸出が前年に続いて中国のPSやEPS向けを中心に14%もの大きく伸張したことによるもの。国内向けは206万9,031トン、輸出は139万4,581トンであった。 この結果、年末在庫は前年末を5%下回る8万5,829トンに縮小した。年を通しての在庫率は0.2〜0.3ヵ月分という低水準で推移した。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1106028411.tif |