2005年01月18日 |
PSPの昨年12月の出荷、2ヶ月連続の前年超え |
年計は4〜8月の不振が響き3.1%減の11万6,370トンに |
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会 |
発泡スチレンシート工業会が18日に集計したところによると、同シート(PSP)の昨年12月の出荷数量は1万620トンとなった。 4ヶ月連続の1万トンの大台超えであり、前年同月の実績を3.3%上回っている。11月に続いての前年同月超えである。一般反が8.7%増、ラミネート丼向けが6.4%増とともに好調を維持したのに加えて主力のトレー反がわずか0.2%ながらも前年を上回ったことが全体のプラス成長をもたらした要因。前年を下回ったのはラミネート一般向けの3.9%減だけであった。 この結果、PSPの昨年1年の総出荷数量は11万6,370トンとなった。前年の実績に対しては3.1%減となっている。4月から8月までが前年を大きく下回ったのが響いている。もっとも、同製品メーカーの多くは、マイナス成長となった要因は、製品の薄肉化の一層の進展と一部の加工メーカーによる同シートの自給化率の引き上げにあり、加工製品の枚数ベースの需要自体は前年を若干上回ったはずと分析している。 出荷の年計の内訳は、トレー反が前年比95.1%の4万9,670トン、一般反が同101.1%の2万4,210トン、ラミネート丼向けが同101.5%の3万2,110トン、ラミネート一般向けが同84.7%の1万380トン--となっている。 |