2005年01月20日 |
汎用樹脂の昨年の出荷、国内向けが揃って前年超え |
ポリオレフィンは出荷トータルも軒並み前年を上回る |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(実績/統計) 【関連企業・団体】:なし |
ポリオレフィン各樹脂の昨年の総出荷数量は、3樹脂とも前年の実績を上回った。LDPEとHDPEの伸び率はそれぞれ1%、0.5%とともに小幅だが、PPの伸張率は当初の関係者の予想を大きく上回って5%となっている。この結果、PPの総出荷数量は史上最大規模となった。 PPが高い伸びを遂げたのは、国内向けが射出成形用品種を中心とした需要の順調な拡大によって6%増となり、輸出の2%減を完全にカバーしたため。 もっとも、国内向けはLDPEも1%、HDPEも5%それぞれ前年を上回った。この結果、PSを含めた汎用4樹脂の昨年の国内向けは全てが前年超えとなった。うちPPは、国内向けも史上最大規模となっている。生産量も同じく史上最高を記録している。また、HDPEの国内向けは2000年いらいの100万トンの大台超えとなった。 こうした反面、輸出は4樹脂全てが前年を割り込んでいる。ポリオレフィンの場合は、特に下期に入って多くの樹脂メーカーが内需を優先して輸出を抑制する施策を取ったことが大きく影響している。 PSを含めた汎用4樹脂の昨年の総出荷実績は別表の通り。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1106200461.tif |