2005年01月20日
MMAの昨年の出荷、注型板と成形材料は順調な伸び
モノマーと押出板はともに若干の減少
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(実績/統計)
【関連企業・団体】:なし

 MMA製品の昨年の出荷実績は、注型板と成形材料が順調な伸びを遂げた反面、モノマーと押出板がともに前年を若干下回るというまだら模様のかたちとなった。生産量も、モノマーと成形材料は前年を上回ったが、注型板と押出板はともにマイナス成長となっている。
 
 モノマーの総出荷量は1%減となっているが、これは、国内向けが8%増と好調であったにもかかわらず輸出が32%減と大幅な落ち込みとなったことによるもの。もっとも、輸出の大幅減は、自消分を含めた旺盛な国内需要に対応するため、輸出を思い切って絞る行動に出るところが多かったせいではないかと見られる。
 一方、ポリマーの中では押出板が唯一前年を下回って2%減となっている。これは、圧倒的多数を占める国内向けがIT関連需要の停滞で前年を1%下回ったのに加え、輸出も同じ背景から51%減となったことによるもの。
 注型板も国内向けが4%減と落ち込んだ。しかし輸出が47%もの伸びを遂げたため出荷トータルでは3%の増加となった。
 これに対して成形材料は、国内向けと輸出がともに好調であった。国内向けは5%増と順調な伸びを続け、また、国内向けをしのぐボリュームとなっている輸出も13%増と活発であったためト−タルでは9%増となった。
 詳細は別表の通り。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1106200479.tif