2005年01月24日
タカラバイオ、難治性白血病「FLT3遺伝子」特許を日・米で取得
【カテゴリー】:新製品/新技術(経営、ファインケミカル)
【関連企業・団体】:タカラバイオ

 タカラバイオ(加藤郁之進社長)は24日、悪性度の高い急性骨髄性白血病の主要原因である、フルトスリー(FLT3)遺伝子の変異(ITD変異)に関する特許について、昨年10月15日の日本に続き、今年1月25日には米国でも認められ、登録(米国特許US 6,846,630)されることになったと発表した。

 この米国特許は、FLT3遺伝子の配列の一部が重複する変異(ITD変異)を検出する方法の権利であり、本変異を標的とした薬剤の投薬適応性の検査や、本変異のモニタリングによる治療効果の判定のための非常に重要な技術だという。

 また、対応する日本特許においては、本変異を検出する方法に加えFLT3変異体のポリペプチド、核酸を含む広い権利が認められています。したがって、これらの特許は、難治性白血病のオーダーメード治療への道を開く重要な技術を含んでいるとしている。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1106547520.doc