2005年01月24日
プロピレンのスポット相場も急反発
東南亜ではCFRトン1,000ドルにも
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 大手商社筋によると、エチレンに続いてプロピレンもアジア地域におけるスポット相場が急反発してきた。
 この1週間で東南アジア地域のCFR価格はトン当たり平均80ドル上がり、先週末の価格は下値が同900ドル、高値が1,000ドルとなっている。極東でも15ドル上がって880ドルに達している。2週間で70〜80ドル上昇したことになる。最近ではめずらしい高反発振りだ。
  
 これには、昨年第4・四半期における欧州各国に続いて米国、マレーシア、シンガポールの各地でエチレンプラントが様々な要因で相次ぎ運休したことによって広範囲にわたり需給が逼迫してきたことが影響している。うち米・シェルでは向こう6ヶ月のフォースマジュールを宣言しており、このため市場にはタイトバランスが長期化するとの観測も広がっている。