2005年02月01日 |
東レ、タイのエアバッグ用ナイロン66糸設備倍増 |
【カテゴリー】:経営(海外) 【関連企業・団体】:東レ |
東レは1日、タイ子会社のタイ・トーレ・シンセティックス(TTS)社で、エアバッグ用ナイロン66糸の生産設備を年産約6,000トン増設すると発表した。2006年春の稼働開始を目指す。生産能力は既存設備と合わせて2倍増の年産約12,000トンとなる。 東レグループはエアバッグ用の原糸を日本の岡崎工場とタイのTTS社で生産しているが、今回の増設により、グループ全体のエアバッグ用原糸生産能力は、現有年産約14,000トンから4割増の年産約20,000トンとなる。 世界のエアバッグ市場は年々拡大し、原糸の需要量は2003年から2010年にかけて年率8%の伸びが予想される。カーテンエアバッグの装着率の増加など、自動車1台当たりの装着部位も広がっている。 タイは自工メーカーや部品メーカーのアジアにおける生産拠点として位置付けられ、同社も原糸・織布の生産拠点として事業展開に注力している。今後はタイ国内だけでなく、アセアン諸国や欧米、中国での需要増にも対応していく方針である。 【TTS社の概要】 (1)会社名:タイ・トーレ・シンセティックス社 (2)事業内容:◇ナイロン・ポリエステル長繊維の製造・販売◇ナイロン・PBT樹脂コンパウンドの製造・販売◇蒸着フィルム・CPPフィルムの製造・販売 (3)設立:1991年4月(3社統合社による名変更2003年10月) (4)本社:タイ国バンコク市 (5)資本金:2,378百万バーツ(6,445百万円) (6)出資比率:東レ 65.3%、ラッキーテックス 21.3%、MITSIAM 10.8%、その他 2.6% (7)社長:横山恒郎氏 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1107250140.doc |