2005年02月02日
日本ゼオン、高岡に新研究棟と光学フィルム増設が竣工
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:日本ゼオン

 日本ゼオン(古河直純社長)は2日、高岡工場(富山県高岡市)に建設中だった、精密光学研究所が完成し竣工した。100%子会社のオプティス社(山崎正宏社長)も同日、高岡工場内に液晶ディスプレイ用光学フィルム第5棟を竣工した。
 
 新研究所には、これまで川崎の総合開発センターにあった主要研究機器を移転した。これによりカメラやDVD、携帯電話、液晶テレビ、パソコンなどに使用される、各種光学フィルム、レンズ、プリズム、拡散板などの設計、開発機能と生産機能を一体化し、開発のスピードアップを図ることにした。川崎の総合開発センターには、新たに次世代研究棟となる第10号館を建設中だ。
 
 オプティス社が増強した光学フィルムは、商品名「ゼオノアフィルム」で、液晶フラットパネル市場の拡大に対応した。生産能力は従来の年産1,000万平方メートルから1,500万平方メートルへと1.5倍に増えた。
 
 日本ゼオンでは熱可塑性のシクロオレフィンポリマー(COP)を中心とする各種高機能樹脂を成長の柱と位置づけ、積極的に開発・投資を行っている。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1107321660.pdf


高岡工場精密光学研究所