2005年02月02日
日立化成、中国・蘇州に半導体用封止材の生産拠点
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:日立化成工業

 日立化成工業(長瀬寧次社長)は2日、中国で半導体用封止材を生産するため、江蘇省蘇州市の蘇州工業園区に「日立化成工業(蘇州)有限公司」を設立、約25億円を投じて年産能力6,000トンの新工場を建設すると発表した。4月に着工し年内稼動の予定。

 中国では半導体産業が急速に立ち上がり、今後も大きな成長が見込まれまている。このため同社は、中国市場で積極的に売上げを拡大していくには、現地に生産拠点を構えることが不可欠と判断した。

 同社は現在、下館事業所(南結城)(茨城県結城市)と、マレーシア日立化成(ペナン州)で半導体用封止材を生産しているが、中国工場の完成で供給体制は年間約3万トンとなる。同社では2010年には中国での市場占有率を現在の約20%から40%以上に高め、トップシェアを獲得したいとしている。

【新会社及び工場の概要】
◇会社名: 日立化成工業(蘇州)有限公司
◇設立場所: 中国江蘇省蘇州市蘇州工業園区内
◇資本金: 1,000万米ドル(約10億円)
◇出資者: 日立化成工業(100%)
◇総投資額: 約2,500万米ドル(約25億円)
◇着工時期: 2005年4月(年内稼動予定)
◇土地面積: 約66,000平方メートル
◇生産能力: 約6,000トン(年ベース)

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1107319518.pdf