2005年02月02日
エーザイから中外製薬へ 持続性ACE阻害剤の販売移管
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:エーザイ、中外製薬

 中外製薬(永山治社長)とエーザイ(内藤晴夫社長)の両社は2日、中外製薬が製造しエーザイが日本国内で販売している持続性ACE阻害剤「インヒベースR」(成分名:シラザプリル)について、3月末の契約終了に伴い、エーザイから中外製薬へ販売移管するこのになったと発表した。これにより4月1日から中外製薬が日本国内で同製剤を単独販売する。

 「インヒベースR」は、ロシュ社が合成したアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤に分類される血圧降下剤で、ACEに対する親和性が高く、長時間にわたってACE阻害作用を示すため、1日1回の経口投与で血圧のコントロールを可能とする特徴を持っている。

 国内では1990年11月に日本ロシュ(現:中外製薬)とエーザイの2社から1ブランド2チャネルで販売を開始、1995年1月からはエーザイが単独販売していた。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1107322706.pdf