2005年02月04日
三菱化学が発表、中国PTA事業計画 認可取得
年産60万トン、06年9月営業運転開始
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:伊藤忠商事、三菱化学、三菱商事

 三菱化学、伊藤忠商事、三菱商事の3社は4日午後、寧波PTA投資会社(東京都港区、船田昌興社長)を設立し、中国側のパートナーである中国中信集団(CITIC)と共同で事業化する、中国寧波大シャ島での高純度テレフタル酸(PTA)計画が中国政府から最終認可を取得したと発表した。(CNTニュース既報)

この中で、営業開始の時期について「予定通り06年9月にはスタートできる見通しだ」と強調した。中国政府との申請・認可に関するこれまでの経緯と今後の予定は以下の通り。

(1)国家発展計画委員会(現:国家発展和改革委員会)に第1次事業計画申請書(項目建議書)を提出(2001年2月)
(2)同申請書批准(2003年6月)
(3)詳細FS及び出資条件等の検討(2004年2月)
(4)国家環境保護総局による環境アセスメント大綱認可(2003年11月)
(5)国家環境保護総局に最終環境報告書提出(2004年2月)
(6)最終事業化計画書(可行性研究報告)提出(2004年3月10日)
(7)環境報告書批准(2004年4月)
(8)最終事業化計画書認可(2005年2月1日)
(9)中国合弁新社設立(寧波三菱化学有限公司)(2005年4月予定)
(10)建設開始(2005年4月予定)
(11)営業運転開始(2006年9月予定)

 今後、3社は中国政府、現地パートナー等関係者との緊密な連携/協力体制のもと、中国合弁新社のスムースな立ち上げを進めるとしている。               

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1107504707.doc

◇参考資料---2004年3月19日付リリース(抜粋)
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1107504707.doc