2005年02月07日 |
藤沢薬品、スウェーデンから抗精神病薬「ACR-16」導入 |
【カテゴリー】:経営(ファインケミカル) 【関連企業・団体】:藤沢薬品 |
藤沢薬品は7日、スウェーデンの製薬ベンチャー、カールソンリサーチと、抗精神病薬「ACR-16」の全世界における独占的開発・製造・販売契約を締結したと発表した。 「ACR-16」 は、カールソン社が創製した、ドパミンスタビライザーと呼ばれる新規なクラスに属する抗精神病薬。神経精神障害の病態生理には、中枢神経系におけるドパミン作動性神経系の異常が関与しているが、本剤は、ドパミン活性レベルを安定化させる効果がある。 開発、製造、などの事業化は、4月発足の新会社「アステラス製薬」が行うことになる。藤沢薬品は、国内では、統合失調症治療剤「セロクエル」、入眠剤「マイスリー」、抗うつ剤「ルボックス」などの主力製品を軸に中枢領域におけるフランチャイズを確立している。また、米国でアルツハイマー症治療薬「FK962」がフェーズII 段階にあるなど、海外でも中枢領域を重点指向領域の一つと位置づけており、同領域における製品ラインの充実を図るとしている。 【カールソンリサーチの概要】 (1) 英文社名: Carlsson Research AB (2) 設立: 1998 年 (3) 本社: Arvid Wallgrens Backe 20, Goteborg, Sweden (4) 代表者: Christer de Flon (President, Chief Executive Officer) (5) 従業員数: 研究者を中心に33 名(2005 年2 月現在) (6) 事業内容: 神経精神障害に対する新たな治療法の研究開発 (7) U R L : http://www.carlssonresearch.com/ ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1107742743.pdf |