2005年02月15日
SMの出荷も1月は前年を下回る
内需は2%減、輸出は10%減に
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(実績/統計)
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

 日本スチレン工業会が15日に集計したSM(スチレンモノマー)の1月の生産と出荷数量はともに前年同月を下回った。生産は0.3%減なので前年の横並びと言える。しかし出荷の縮小幅は5%減で、最近のSMでは大きい方の部類に入る。この結果、前年同月割れは4ヶ月連続となった。
 
 出荷のうちの国内向けは2%減となっている。昨年12月は4%増であったが1月は一転してマイナス成長となった。一方の輸出は昨年12月に続いての10%減となっている。
 
 SMの昨年1月の出荷数量は、国内向けも輸出も前年同月を大幅に上回った。国内向けは9%増、輸出は28%増、そして出荷合計は16%もの伸びとなった。記録的な伸びを遂げたわけで、今年1月の前年割れはその反動と分析する向きもある。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1108445961.tif