2005年02月16日 |
PSPの出荷、1月は3ヶ月振りに前年を下回る |
一般反は3.5%増と好調を維持 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(実績/統計) 【関連企業・団体】:なし |
発泡スチレンシート工業会が集計したところによると、同シート(PSP)の1月の総出荷数量は8,330トンとなった。対前年同月比は98.9%で、昨年10月の同97.1%いらい3ヶ月振りの前年同月割れとなった。もっとも、縮小率はわずか1.1%なので、実態はほぼ前年並みと言うことができる。 PSPの1月の総出荷数量がわずかとは言え前年同月を下回ったのは、最大消費品種であるトレー反向けが同98.8%の3,390トンにとどまったため。同品種の場合も、昨年10月の同92.7%いらい3ヶ月振りの前年同月割れとなった。 その一方、一般反は同103.5%の1,790トンと引き続き着実な伸びを遂げた。昨年9月以降5ヶ月連続の前年同月超えとなっている。 一方、ラミネート丼向けは同97.2%の2,430トンと4ヶ月振りのマイナス成長に転じ、また、ラミネート一般向けは同94.7%の720トンと引き続き低迷から脱却できないできている。 こうした結果、平成16年度の出荷の累計(16年4月〜17年1月)は9万7,060トンとなった。対前年同期比は96.8%ということになる。うち一般反は同100.6%の2万180トン、ラミネート丼向けは同101.1%の2万6,730トンと、いずれもかろうじて前年を上回っている。しかし、メーンのトレー反が同95.1%の4万1,480トンと不振で全体の足を引っ張っている。ラミネート一般向けは同85.7%の8,670トンと低迷している。 |