2005年02月17日 |
PMMAの出荷、1月は軒並み前年を下回る |
市中在庫の未消化が要因か |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(実績/統計) 【関連企業・団体】:なし |
MMAポリマー(PMMA)の1月の出荷数量は、注型板、押出板、成形材料の3品目すべての国内向けが前年同月を下回った。 この背景については、ポリマー各社が打ち出している第3次値上げに対処してポリマーメーカーの多くが予め余分に製品在庫を確保していることが最大の要因ではないかと分析する向きが多い。 うち押出板と成形材料の場合は、輸出も前年同月を下回っている。これには、アジア地域における導光板の需要にかげりが生じてきたことが影響していると見られる。 もっとも、PMMAメーカーの多くhあ、導光板向けの需要が今年に入って国の内外で着実に回復する傾向をたどりはじめているので、遠からずポリマーの需要は以前の高水準に戻ると予想している。 一方のモノマーの1月の国内向け出荷はポリマーとは逆に前年同月を7%上回った。透明樹脂向けの需要が引き続き好調なことによるもの。ただし、輸出はアジア地域におけるポリマーメーカーの生産活動が導光板の需要の停滞を受けて縮小したため26%もの減少となった。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1108630293.tif |