2005年02月21日 |
クラレとニッパツ、偽造判別用の特殊ラベル共同開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:クラレ |
ニッパツ(日本発条=本社:横浜市、佐々木謙二社長)とクラレ(本社:東京都千代田区、和久井康明社長)の両社は21日、ブランドネームや品質表示用に縫い付け、簡単に真偽の判別ができる繊維ラベルを共同開発したと発売した。 製品名「アルタテックス(ALTATTEX)」で、 ポリアリレート系の高機能繊維「AMFS」を織り込んだ。ブランド保護・ニセモノ対策が必要な洋服、バッグ、靴、縫いぐるみなどに用途を期待している。 製品ラベルにAMFSを織り込むことで、高セキュリティを実現した。新開発素材のAMFSを用いており、一般では入手困難なため耐偽造性が飛躍的に向上した。 専用ビュア(目視検査用具)を使ってラベルをのぞき込むと、AMFS部分の色の変化が確認でき、誰でも手軽に真偽が判別できる。専用ビュアは安価で、カードサイズのため持ち運びが容易、販売店に配布すれば広範囲にわたるニセモノ取り締まりができる。 ニッパツは2001年に偽造防止シール「トラストグラム」を開発・量産化しており、ブランド品のニセモノ対策に威力を発揮してきた。今回はブランド品に貼り付けるのではなく、直接縫い付けることで、より効果を高めることに成功した。 初年度売上高3億円を目指す。 なお同製品は、3月22日から24日まで中国・北京市で開催される、中国公安局主催の偽造防止製品展示会に出品する。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1108969029.pdf |