2005年02月23日
EVAの出荷も1月は前年を下回る
国内向けも8ヶ月ぶりの前年割れ
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(実績/統計)
【関連企業・団体】:なし

 EVA(エチレン酢ビコポリマー)の1月の出荷数量は、国内向け1万2,159トン、輸出4,422トンの合計1万6,581トンとなった。前年同月に比較すると、国内向けは2.2%減、輸出は13.9%減、出荷合計は5.6%減となる。
 
 EVAの単月の総出荷数量が前年同月を下回ったのは、昨年5月の3.4%減いらい8ヶ月ぶりのこと。国内向けも8ヶ月ぶり、輸出は10ヶ月ぶりとなる。
 国内向け出荷のうち、前年同月の実績を上回ったのは一般成型品向け(4.4%増の2,095トン)と発泡体向け(14.1%増の534トン)の2品種だけ。最大消費分野のフィルム・ラミ・シート向けは4.5%減の6,422トン、また接着剤向けも3.9%減の1,624トンとともに不振で、昨年6月以降大幅増を続けていた「その他向け」も4.1%減の1,484トンと落ち込んだ。
 
 もっとも、同樹脂メーカーの多くは、1月の国内向け出荷のマイナス成長は昨年1月の実績が前年を大幅に上回った反動と分析している。ちなみに昨年1月の国内向けは16.8%増、輸出は2.4%減、出荷合計は10.5%増であった。