2005年02月23日 |
中央化学、中国でガスバリヤ性食品容器を企業化 |
3月上旬から無錫で製造・販売を開始へ |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(新製品/新技術) 【関連企業・団体】:中央化学 |
プラスチック製食品容器の大手メーカーの中央化学は3月上旬から中国でガスバリヤ性食品容器の製造・販売を開始する。江蘇省無錫で無機フィラー充填トレーを企業化している全額出資子会社「無錫中央化学有限公司」の既存の工場内に、月産300トン能力の専用設備を設置して生産する。 同社が今回手がけることにした容器は、PP(ポリプロピレン)製シートにポリビニルアルコールによるガスバリヤ層を貼り合せて圧空成形したもの。ガスバリヤ層の働きで酸素を遮断するので内容物の劣化を防ぎ鮮度を保持できる点が大きな特徴。商品名「バリヤブライト」で販売していく。中国では極めてめずらしいタイプの容器だが、同国でも最近は賞味期限の長い食品が人気を呼んでいるのでヒットするのは確実と同社では予想している。1〜2年内に第2期計画を煮詰めたいとしている。 中央化学は、かねてから中国でも同社特有の高機能プラスチック製食品容器を各地で製造中。現在の製造・販売拠点は、遼寧省海城、北京、上海、江蘇省無錫、広東省東莞、香港、河南省鄭州、重慶--の8箇所を数える、いずれも順調に業績を伸ばしている。 |