2005年02月23日

ダイセル化学 堺工場の移転計画決まる

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：ダイセル化学

ダイセル化学工業は23日、大阪製造所堺工場の移転計画を発表した。大阪府道「高速大和川線」の建設に伴い、堺工場の敷地の一部を阪神高速道路公団に売却することで公団側と話し合っていたが、このほど決着した。 　 　移転計画によると、堺工場の主力事業であるたばこフィルター用アセテート・トウ事業は、同社大竹工場(広島県大竹市)に移転する。2007年後半稼動を目標に新たに生産設備を建設する。またメンブレン事業などその他の設備は同社姫路製造所網干工場などに移転する。 【移転計画の概要】 ○ たばこフィルター用アセテート・トウ事業 ・ 移転先:当社大竹工場(広島県大竹市) ・ 生産設備稼動予定時期:2007年後半 ・ 設備投資見込額:約380億円(インフラ投資等を含めて) ・ 移転に合わせて生産能力増強を図る予定。 ○ ダイセン・メンブレン・システムズ株式会社堺製造所 ・ 移転先:当社姫路製造所網干工場内(兵庫県姫路市) ・ 2006年1月を目途に生産設備稼働予定。 ・ 移転に合わせて生産能力を約3 倍に増強を図る予定。 ○ 大阪府道高速大和川線事業の施行に伴う当社大阪製造所堺工場の一部敷地等の収用 ・ 収用対象:当社大阪製造所堺工場の敷地の一部(約13,000 〓)及び堺工場の全建物・設備 ・ 土地引渡時期:2008年 ＜大阪製造所堺工場の概要＞ ・ 所在地:大阪府堺市鉄砲町1 ・ 大阪製造所長兼堺工場長:宇田 眞三 ・ 敷地面積:約108,000平方メートル ・ 事業内容:たばこフィルター用アセテート・トウ、メンブレン他 ・ 従業員数:約100人 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1109145400.pdf