2005年02月23日 |
BASF、上海に新規コンパウンド設備建設へ |
マレーシアも増強 エンプラ事業拡大に意欲 |
【カテゴリー】:海外(経営) 【関連企業・団体】:BASF |
BASF(本社 ドイツ・ルートヴィッヒスハーフェン)は23日、今後2年間でアジア・パシフィック地域におけるエンジニアリング・プラスチックのコンパウンディング能力を大幅拡張すると発表した。 中国・上海の浦東(プートン)地区に新たにコンパウンディング工場を建設する。建設工事は今年第1・四半期中に着手する。年産能力は約45,000トンで、操業開始は2006年末の予定。 マレーシアのパジル・グダンでは現在、コンパウンディング設備の能力を拡張中で、これまでの年産能力30,000トンから45,000トンへの増強工事が今年第2・四半期中に完成する。浦東(プートン)での新規プラントを含めて総投資額は数千万ユーロの見込み。両プラントとも、ポリアミド樹脂およびPBT樹脂のコンパウンドを生産する。 両プラントとも原料樹脂はマレーシアのクアンタンにあるBASFと東レの折半出資会社から一部供給する予定。この合弁会社の設立は2004年2月に発表されており、PBTのベース・レジンを年間60,000トン生産することになっている。建設工事は順調に進んでおり、本格生産の開始は2006年第1・四半期を見込んでいる。 今回の新増強によって、アジア地域におけるBASFのエンジニアリング・プラスチックのコンパウンディング能力は年100,000トンを超えることになる。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1109147040.pdf |