2005年02月25日
トクヤマ、ソーダ灰・固体か性ソーダ値上げ
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:なし

 トクヤマは25日、ソーダ灰(炭酸ナトリウム)の値上げ実施を決めたと発表した。3月1日出荷分から国内仕切り価格をキログラム当たり5円値上げする。近く需要家との交渉に入る。
 
 同社は昨年10月、原燃料価格の高騰から価格是正を実施したが、その後も石炭・コークスをはじめ原燃料価格の上昇が続いている。物流費も急速にアップしており、製品価格に転嫁せざるをえなくなった。
 
  ソーダ灰の国内需給は、内需が好調な一方、輸入量の減少から当面はタイトな状況が続くとみられている。 国内生産はフル稼動中で増産余力はなく、8月に大型定修を控えて、05年上期の需給バランスはさらにひっ迫する見通しである。
 
 一方、固体苛性ソーダも3月1日からキログラム当たり10円の価格修正を行う。液体か性ソーダは昨年すでに価格修正を打ち出し決着済みだが、固体か性ソーダについても同様の理由に加え、煮詰めコスト 物流費等の上昇から、自助努力による採算改善は限界を超えたと判断した。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1109306292.pdf