2005年02月28日
PPフィルムの1月の出荷も前年同月を上回る
食品包装用を中心に8ヶ月連続の前年超え
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(実績/統計)
【関連企業・団体】:日本ポリプロピレンフィルム工業連合会

 日本ポリプロピレンフィルム工業連合会の集計によると、PPの延伸ならびに無延伸フィルムの1月の総出荷数量は3万2,011トンとなった。前年同月の実績を5.8%上回っている。昨年6月に8.7%増となって以降8ヶ月連続の前年同月超えである。主力の食品包装用の好調の持続による。
 
 1月の出荷の内訳は、PP延伸フィルム(OPP)が2万460トンで前年同月比107.0%、PP無延伸フィルム(CPP)が1万1,551トンで同103.7%となっている。
 うちOPPの合計は、昨年2月の0.8%増以降12ヶ月連続の前年同月超えとなった。うち国内向けは1万9,947トンで前年同月を8.1%上回っている。03年12月の4.9%増以降14ヶ月連続の前年超えとなった。最大消費分野の食品包装用が1万4,286トンで9.8%増と好調を持続したことが大きい。食品包装用は昨年3月の3.6%増以降11ヶ月連続の前年超えとなった。
 
 一方のCPPの合計は、昨年6月の9.3%増以降8ヶ月連続の前年超えである。うち国内向けは1万1,329トンで前年同月を2.9%上回った。同じく昨年6月の9.4%増以降8ヶ月連続の前年超えとなった。同フィルムの場合も食品包装用の需要の好調が大きな支えとなっている。同分野向けは9,776トンで前年同月を3.8%上回っている。この結果、前年同月超えは04年8月2.3%増以降6ヶ月連続に伸びた。

 PPフィルムの昨年の総出荷数量は41万3,631トンで前年を3.2%上回った。過去3年で最も高い伸び率となったが、今年も出足は引き続き好調ということになる。

【関連ファイル】
PPフィルム1月出荷数量
https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1109571182.xls