2005年02月28日 |
中外製薬、鏡石工場・東北中外をニプロに譲渡 |
【カテゴリー】:経営(ファインケミカル) 【関連企業・団体】:中外製薬 |
中外製薬は28日、同社鏡石工場(福島県岩瀬郡鏡石町)と同工場で製造受託を行っている東北中外製薬を、6月30日付でニプロ(本社:大阪市北区、佐野實社長)に譲渡すると発表した。 ニプロは医療機器、医薬品、器材の各分野で生産力の増強を図ってきたが、固形剤製造に実績を持つ中外・鏡石工場の譲り受けは、今後の事業拡大につながると判断した。 中外製薬は1946年に鏡石工場を操業以来、同工場を固形剤製造の中核拠点としてきたが、新薬開発型の同社にとっては、今後は製造受託型企業との連携、起用が重要になるとして、同工場をニプロへ譲渡、固形剤製造を委託することにした。 <譲渡対象> (1)中外製薬鏡石工場の土地、建物ならびに設備 (2)東北中外製薬の全発行済株式 【ニプロ株式会社の概要】(2004年3月期) ◇設立 :1954年 ◇資本金 ;286億63百万円 ◇売上高 :1,887億円(連結) ◇経常利益 : 95億円(連結) ◇従業員 :8,132 名(連結) ◇事業内容 :医療機器、医薬品、硝子製品の製造・販売 <鏡石工場> ◇所在地 :福島県岩瀬郡鏡石町岡ノ内428 ◇代表者 :久保木政博(鏡石工場長兼東北中外製薬社長) ◇従業員数 :158名(東北中外製薬113名を含む) ◇生産品目 :シグマート、アルサルミン、レナジェル、オキサロール等 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1109573805.pdf |