2001年10月16日 |
PES-R、PETボトルリサイクルで民活法の認定を申請 |
2003年4月からボトルtoボトルの大型設備を稼動 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:帝人、三井物産、経済産業省、厚生労働省 |
日本ポリエステルリサイクル(PES-R)は、2003年春からPETボトルのリサイクル事業をスタートさせることを目的に経済産業省と厚生労働省に対して民活法(民間事業者の能力の活用による特定施設の整備の促進に関する臨時措置法)の認定方を申請した。 同社は、同年1月に愛知県半田市の日本車両製造衣浦製作所敷地内に年間処理能力2万7,000トンのPETボトルリサイクル施設を建設し、4月から操業を開始する計画。同施設は、容器包装リサイクル法に沿って分別収集された使用済みPETボトルを破砕・異物分離・洗浄・溶融・解重合・BHET化・造粒‐‐等の工程を経て高純度のPET樹脂に戻すためのもの。PET樹脂の製造能力は度2万2,300トン。アイエス社が開発した基礎技術を生かして日本車両製造がプラントを建設する。リサイクル樹脂は三井物産が販売する。物流は日立物流が担当していくことになっている。 現在PES-Rでは、愛知県に同施設の建設許可を申請中。許可がおり次第プラント建設に入る。所要資金は70億円となる見込み。今回の民活方の認定申請は、この資金の一部を日本政策投資銀行の低利融資で賄いたいいうもの。PETボトルのリサイクルについては、帝人が同ボトルをポリエステル原料に変えるための施設の建設を目的に民活法の認定を受けている。 |