2005年03月03日
樹脂製容器包装のリサイクル、1月も順調に進展
合成ガス化とBtoBが特に大きな伸び
【カテゴリー】:環境/安全(行政/団体、実績/統計)
【関連企業・団体】:その他

 (財団)日本容器包装リサイクル協会が推進している樹脂製の容器包装のリサイクル活動は1月も引き続き順調に進展、プラスチック製容器包装もPETボトルもともに1月のリサイクル数量は前年同月を上回った。特にプラスチック製容器包装の伸びの高さが目を引く。
 
 同協会のまとめによると、同協会の委託先の樹脂製容器包装の1月におけるリサイクル数量は、プラスチック製容器包装が前年同月比13.5%増の3万1,097トン、PETボトルが同3.9%増の1万447トンとなっている。
 プラスチック製容器包装のうち、白色の発泡スチロール製食品用トレー(PSP)が同15.2%減の84トン、その他プラ製容器包装が同13.6%増の3万1,013トンを占めている。
 注目されるのは、プラ製容器包装のリサイクル手法の中で合成ガス化が引き続き大幅な伸びを遂げている点だ。1月の実績は7,006トンで、前年同月の実績を41.7%上回っている。全体の中の構成比は22.6%で、トップのコークス炉化学原料化の42.0%に次ぐポジションを占めるに至っている。昨年4月からの累計でも前年同期を98.4%上回る高成長を遂げて4万4,892トンに達している。
 一方のPETボトルのリサイクル手法の中ではボトルtoボトルの伸び率の高さが目を引く。1月は16.7%増の1,666トンとなり、また累計は2万346トンで伸び率が82.2%にも達している。
 こうした結果、昨年4月から今年1月までの累計は、プラスチック製容器包装が前年同期比22.2%増の25万6,371トン、うちPSPが同1.1%減の826トン、その他プラが同22.3%増の25万5,,44トン、PETボトルが同23.8%増の12万7,076トン--となった。