2005年03月04日 |
パラキシレンの3月価格 トン1,010ドルで決着 |
ポリエステル需要期入り 前月比45ドルアップ |
【カテゴリー】:市況(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:新日本石油化学 |
新日本石油化学の4日の発表によると、パラキシレンの3月価格(アジア・コントラクト価格)は、大手需要家との間で、前月比45ドル高のトン当たり1,010ドルで決着した。パラキシレンの場合、国内、輸出とも価格は同一としている。 同社は当初、旧正月明け以降の本格的なポリエステル需要期入りを前にしていることもあって、2月価格比75ドルアップとなる1,040ドルを打出し、交渉してきたが、同45ドルアップでの決着となった。 ポリエステル市況は、旧正月明け以降、PTA、MEG価格の上昇に連れて、緩やかな上昇気配を見せており、PTA市況もパラキシレン価格の上昇圧力を受け旧正月前と比較して上昇している。この中でパラキシレン3月価格についても、45ドルの値上げ決着となった。 ◇ポリエステル・PTAの価格動向 ・PTAスポット価格(中国向け)は、パラキシレン価格上昇に連れて足元CFR890ドル/トン程度まで上昇。 ・ポリエステル・チップの中国国内価格は、原料(PTA、MEG)の上昇を受け11,500RMB/トン近辺のレベル。 <今後の見通し> ・ポリエステル需要が、旧正月明け以降、中国を中心に回復、堅調な伸びを示すものと想定されることから、アジアのパラキシレン需給は、ウェルないしタイトに推移するものと見込まれる。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1109913487.doc |