2005年03月08日 |
旭化成、MCCをめぐる米国連邦集団訴訟が和解 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:旭化成、旭化成ケミカルズ |
旭化成、旭化成ケミカルズの両社は8日、微結晶セルロース(MCC)の販売をめぐる集団訴訟問題が円満解決したと発表した。同日原告団と和解が成立した。和解金額は2,500万ドル(約26億円)。 これは、旭化成と米国FMC社とが、MCCの販売をめぐって違法な市場分割を行い、損害を被ったと主張する原告団が米国連邦地方裁判所に集団訴訟を提起していたもので、旭化成側は「違法な市場分割合意は一切ない」と主張してきたが、集団訴訟が継続した場合に見込まれる費用負担やリスクなどを考慮し、和解を受け入ることにしたという。この和解は裁判所の最終承認を経て正式に発効する。 旭化成では、今回の和解金支払いによる業績への影響について、05年3月期の連結決算に特別損失として計上するが、業績見通しの変更はないとしている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1110275821.doc |