2005年03月15日 |
昭和電工、農薬子会社SDSをMBO方式で譲渡 |
【カテゴリー】:経営(ファインケミカル) 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は15日、農薬事業の連結子会社「エス・ディー・エス バイオテック社」(SDS)を、MBO(マネジメント・バイ・アウト)方式により、SDSの現経営陣とみずほキャピタルパートナーズ(みずほCP)で構成する新経営陣に譲渡すると発表した。これに伴い、05年12月期中間および通期の業績予想を一部修正したが、連結・単独とも影響は軽微だという。 SDSは、農薬の原体・製品を開発から生産、販売まで一貫体制で事業化しており、経営基盤も安定。原体保有数は、国内業界トップクラスという。しかし、農薬市場は環境変化が激しく、今後さらに事業基盤を強化していくためには、スピーディーな対応が必要と判断した。 このため昭電では、SDSを同社グループから独立させ、みずほCPが保有する特別目的会社「エス・ディー・エス バイオテックホールディングス」(SPC)に全株式を譲渡することにした。譲渡期日は3月31日。 また、SPCによって実施される第三者割当増資により、SDSの現経営陣・従業員持株会とともに昭電も約15%の株式を取得する。 SDS(白井孝社長)は1968年10月の設立。資本金は732百万円で、昭和電工が100%出資。農薬・工業用防バイ剤、防疫薬剤および特殊化学品の製造・輸入・販売などを行っている。 売上高は13,127百万円(04年12月期) なお、この譲渡による昭和電工の売上高、営業利益に与える影響は、連結・単独ともに軽微で、当期純利益は、連結上は約60億円の増加、単独では株式売却損と受取配当金の相殺等により約5億円の増加になるという。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1110871653.doc http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1110871653.doc |