2005年03月18日 |
BASF、上海のPolyTHFプラントがスタート |
【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:BASF |
BASFは17日、上海カオジンの上海化学工業団地で建設中のポリウレタン繊維(スパンデックス)原料、ポリテトラヒドロフラン(PolyTHF)工場がスタートしたと発表した。本年央までには前工程のテトラヒドロフラン(THF)工場もスタートさせる。 これらのプラントでは、BASFが新たに開発したブタンから直接THFを生産し、その後PolyTHFを生産するという独自の技術を採用している。この革新的な技術により、従来必要とされていた1.4-ブタンジオールの中間工程を省略することができる。 PolyTHFは6万トン、THFは8万トン能力で、世界最大のPolyTHF生産設備となり、急速な拡大を遂げている中国のスパンデックス市場に原料供給を行う。 BASFでは2010年までにアジア太平洋地域で売上と利益の20%を確保し、その70%はローカル生産から得るという目標を掲げており、本設備の完成はこれへの一歩前進であるとしている。 |