2005年03月28日 |
住友化学 中国に自動車用PPコンパウンド新会社設立 |
【カテゴリー】:経営(海外、原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:住友化学、東洋インキ |
住友化学は28日、中国華南地区に自動車向けポリプロピレン(PP)コンパウンドの製造・販売新会社「珠海住化複合塑料有限公司」を設立すると発表した。新会社は資本金9億5,000万円で、5月中に設立の予定。 06年央の操業開始をめどに、所要資金9億5,000万円で第1期年産1万トン工場(将来倍増)を建設する。 PPコンパウンドは、PPに合成ゴムや無機フィラーなどを混練した高性能材料で、自動車分野ではバンパーや内装材として需要が拡大している。 同社は、独自のPP製造技術をもち現在、日本・シンガポール・北米の三拠点で樹脂を生産している。中国ではこのところ自動車産業が急成長し、中でも華南地区には日系自動車メーカー各社が生産工場の新・増設を計画している。PPコンパウンドの生産には、着色技術が重要なため、東洋インキ製造と共同で事業展開することにした。 【新会社の概要】 (1)会社名称:珠海住化複合塑料有限公司 (2)出資比率:住友化学55%、東洋インキ製造45% (3)所在地:中華人民共和国広東省珠海市斗門区富山工業区 (4)事業内容:自動車材料を中心とするPPコンパウンドの製造・販売 (5)設備能力:当初10,000トン/年(将来20,000トン/年) (6)設立時期:2005年5月頃 (7)操業開始:2006年央 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1111983710.pdf |