2005年03月28日
ロッシュの抗がん剤「Avastin」肺がん患者延命に効果
【カテゴリー】:新製品/新技術(ファインケミカル)
【関連企業・団体】:中外製薬

 中外製薬によると、グループ企業であるロシュとジェネンテックの両社は同日、革新的血管新生阻害剤「Avastin」が、進行性非小細胞肺がん患者に対して、有意の生存期間延長効果を示したと発表した。これまでの2年間の大腸がんに対する好結果に、今回の結果が加えられたことになる。

 「Avastin」は、腫瘍の増殖と全身への転移に不可欠な血液供給を遮断することによって作用するユニークな抗がん剤。臨床試験で未治療患者に対する(初回治療)「Avastin」の使用が検討された。

 「Avastin」とプラチナ製剤を基本とした化学療法(パクリタキセルとカルボプラチン)の併用に関する臨床第〓相試験の中間解析では、化学療法単独の場合と比較して全般生存率が改善され、あるいは主要な評価項目である死亡リスクの減少が認められたという。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1111992570.pdf