2001年10月11日 |
香西日化協会長、野依教授のノーベル化学賞受賞に喜びのコメント |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:住友化学、日本化学工業協会 |
日本化学工業協会の香西昭夫会長(住友化学会長)は11日、 野依良治名大教授のノーベル化学賞受賞を祝うコメントを次の通り発表した。 野依良治先生ノーベル化学賞受賞に対する 日本化学工業協会会長 香西昭夫 祝辞コメント 名古屋大学の野依先生が、昨年の白川先生に続いて、このたびノーベル化学賞を受賞されることになったのは、誠に喜ばしいことであり、化学業界を代表して心からお祝い申し上げたい。 先生のご研究はキラル化合物をいかにつくるかということにおいて、不斉合成という新たな領域を切り拓き、スペシャリティーケミカルやライフサイエンスの分野、特に医薬品や香料の分野に大きなインパクトを与えた。先生が開発されたBINAP(バイナップ)触媒による不斉水素化技術は、日本の化学業界において、これら製品の工業化に活用され、技術立国日本として世界に貢献するための貴重な財産となっている。 |