2005年03月30日 |
三井化学、 熱可塑性ポリイミド/カーボンナノチューブの新グレード発売 |
【カテゴリー】:新製品/新技術(ファインケミカル) 【関連企業・団体】:三井化学 |
三井化学は30日、スーパーエンプラの一つである熱可塑性ポリイミド(商標名:オーラム)にカーボンナノチューブを加えた新グレードを開発したため、4月から販売開始すると発表した。熱可塑性ポリイミドを生産しているのは、世界でも同社だけだが、新たにカーボンナノチューブの製造元である、米・Hyperion社と共同で低発塵、帯電防止性能に優れたナノコンポジットグレードを開発した。 自動車部品、半導体製造時のプロセス材料、電気電子部品など、静電気の帯電防止には、導電材料として、カーボンブラックやカーボンファイバーを添加したスーパーエンプラ(帯電防止材料)が用いられているが「オーラム・CNTグレード」は、従来の帯電防止材料に比べて発塵が少なく、半導体を中心とした高いクリーン性が要求される分野に適している。07年度3億円以上の売り上げを目ざす。 【新製品の概要】 (1)製品:ナノコンポジット(熱可塑性ポリイミド/カーボンナノチューブ) (2)商標名:オーラム・CNTグレード (3)技術:米・Hyperion社(カーボンナノチューブの製造元)との共同開発 (4)販売開始:2005年4月 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1112170208.pdf |