2005年04月01日
日本勢の3月のナフサの契約価格、トン490ドル前後に
5月の入着価格はキロリットル3万8,400円の予想も
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(市況)
【関連企業・団体】:なし

 大手商社ならびにエチレンセンター筋の情報によると、石油精製企業を含めた日本勢が3月中に国際市場で契約したナフサのC&F価格の平均は、プレミアム価格を含めてトン当たり490ドル前後となった模様。

 2月の契約価格の平均は同435ドル前後で、1月を23〜24ドル上回ったと見られるが、3月はさらに大幅な値上がりとなったわけ。

 原油のスポット相場の続騰に連動したもので、この結果、4月中旬から5月末までの期間のわが国への入着価格は、為替が現在の水準と変わりないと仮定した場合でキロリットル当たり3万6,400円ていどとなる。炉前価格(国産ナフサ価格も同じ)は3万8,400円に跳ね上がる計算となる。2月の輸入痛感価格の平均を8,200円上回ることになる。ただし、4〜6月通期の輸入価格については、3万8,000円から4万円まで関係者の間の見方にばらつきがある。