2005年04月04日 |
エチレン系製品の輸出量、2月も前年を下回る |
出超量の1〜2月合計も前年比20.7%減の低水準 |
【カテゴリー】:行政/団体(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経済産業省製造産業局が4日集計したところによると、エチレンとエチレン系誘導品を合計した2月の輸出入実績は、エチレン換算(以下同)の輸出量が16品目合計で17万8,000トン、輸入量が13品目合計で3万4,300トンとなった。 前年同月の実績に対比すると、輸出は3.6%減、輸入は0.9%増となる。うち輸出は3ヶ月連続の前年同月割れである。逆に輸入は3ヶ月連続の前年同月超えとなった。 この結果、同月の輸出入バランスは輸出が輸入を14万3,700トン上回った。引き続き大幅な出超となっているが、前年同月に比べると4.6%少ない。これも3ヶ月連続の前年同月割れである。今年1月と2月の出超量の合計は25万8,000トンで、前年同期の実績を20.7%下回っている。 2月の輸出が引き続き前年同月を下回ったのは、エチレン、SM、HDPEの3品目の輸出が依然として前年同月を大幅に下回るレベルにとどまっているため。エチレンは38.8%、SMは20.8%、HDPEは20.3%それぞれ前年を下回っている。EGが1月の79.0%減から一転して74.8%増となり、またEVAも同18.5%減から11.2%増に変わったが、エチレンなど3品目の減少をカバーするまでには至らなかった。 一方の輸入では、LDPEの78.4%増、HDPEの137.1%増、エチレンの43.1%減、EDCの58.7%減・・などが特に目を引く。 |