2005年04月04日
「中国の春暁油田開発は日本の資源に影響」経産省
沖縄北西海域の物理探査で第2回中間報告
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

 中国が沖縄北西海域で春暁、天外天、断橋と3つの石油ガス田を開発している問題で、経産省・資源エネルギー庁は4日、04年7月から実施中の「沖縄北西海域における3次元物理探査」に関する第2回中間報告を発表した。

 この中で春暁と断橋のガス田は、その構造が中間線の日本側まで連続しており、また天外天ガス田は中間線の日本側から中国側に向けて地質構造が高まっていることが確認された。

 また、今回の物理探査だけでは構造中の油層、ガス層の存在や精密な位置は特定できないとしたものの、中国側が進めている開発の日本への影響については「中間線の中国側の資源開発が、日本側の資源に影響を与えるという懸念を払拭するものではない」と報告した。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1112599584.tif