2005年04月06日 |
チッソ、オキソ誘導品及び酢酸エステル価格を値上げ |
【カテゴリー】:市況(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:チッソ |
チッソ(本社:東京都中央区、岡田俊一社長)は6日、オキソ誘導品、及び酢酸エステルの販売価格を価格を4月出荷分から1キログラム当たりそれぞれ15円値上げすると発表した。原料価格の高騰による採算悪化是正を図るのが目的。 対象製品は、オキソ誘導品が、オクタノール・ノルマルブタノール・イソブタノール・オクチル酸・CS-12・CS-16の6製品。酢酸エステルは酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソブチルの3製品。 オキソ誘導品・酢酸エステルの各製品は、原料価格の高騰から昨年3回の値上げを発表したが、各回とも実施時期が遅れ、値上げ幅も満額には至らなかった。さらに今年3月からは、海外の原油、ナフサ価格が再度高騰し、4月以降の国産ナフサ価格は昨年第4四半期の3万5千円を大幅に上まわることが確実。また、原料プロピレンの需給バランスもタイト状況となっている。同社ではこうした状況から、今後需要家への安定供給を維持していくためにも採算是正をはかることが必要と判断した。 |