2005年04月06日 |
広東省珠海市の産業投資活況示す |
自動車部品、電子など 香港ーマカオ大橋も |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:キヤノン、住友商事、トヨタ自動車、日産自動車、ホンダ、松下電器産業、三井物産、三菱商事 |
広東省珠海市は5日、東京紀尾井町のホテルニューオータニで、陳洪輝副市長、孫磊対外貿易経済合作副局長ら10人が出席して同市の投資環境説明会を開いた。同市は広州、香港、マカオの珠海デルタのほぼ中心にあり、80年の経済特区(深せん、マカオと同時)指定以降、急速な発展を続けてきた。 そして日本の自動車メーカー3社(トヨタ、ホンダ、日産)がここ2、3年で広州に進出したため、自動車部品関連や電子情報分野の企業が海外からも活発に参入している。 日本の自動車メーカーの工場から45分ないし1時間の距離にあり、市側も日本の工業団地や自動車部品生産団地を造成したこともあって、さらなる関心がよせられているという。自動車関連以外でもソフトウェア、生物医薬、精密機械、石油化学などの産業が活動している。 日本からはデンソー、カシオ、ジャスコ、キヤノン、松下電器産業、岩谷産業、理想科学、日通や住友商事、三井物産、三菱商事などの商社、約150社が参入している。 珠海は生活が安全で交通の便がよいとされてきたが、今後はさらに大型プロジェクトが以下のように目白押しで、産業の一層の活況が見込まれている。 香港ー珠海ーマカオ海峡大橋(完成2010年、全長36キロ、600億元投資)◇江門ー珠海高速道路(同05年10月)◇広州ー珠海高速鉄道(同10年)◇5万トン級コンテナバース2基(同06年12月、07年6月)◇発電所2基(同06年) |