2005年04月06日
三菱化学・水島のエチレン装置、10日から再稼動へ
フル操業は3〜4日後、誘導品も順次立ち上げ
【カテゴリー】:経営(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:三菱化学

 3月31日にから熱交換器の不具合のため運休中の三菱化学・水島工場内のエチレンプラント(年産45万トン能力)は、10日に稼動を再開できる見通しとなった。
 熱交換器の部品を交換するだけで済むことが確認できたため、当初の予定より若干早めの再稼動が可能となったもの。
 
 もっとも、エチレンプラント共通のメカニカル面の性格上、従来通りのフル操業が実現できるまでには3〜4日かかる見通し。したがって、同プラントの運休と同時に休止した多くの誘導品プラントが稼動を再開して再び高率操業に入る時期はさらにその3〜4日後となる公算が強い。今回の停止に伴うエチレンの減産数量は1万トン強となる見込み。