2005年04月08日 |
プライムポリの中国のPPコンパ工場が完成 |
世界全体の総設備能力は44万4,000トンに |
【カテゴリー】:経営(海外、原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:プライムポリマー、三井化学 |
三井化学が中国・広東省中山市郊外で建設中であった自動車用PP(ポリプロピレン)コンパウンド工場がこのほど完成し、試運転に入った。生産能力は年産1万5,000トン。運営は、三井化学と出光興産との共同出資会社のプライムポリマーが引き継いでいく。 同工場は、先発の上海三井複合塑料の同2万4,000トン能力の工場に続く三井化学グループ(プライムポリマーグループ)の中国における2番目のPPコンパウンド生産拠点。本格稼動の開始は、グループ内ならびに現地の自動車メーカーによる品質・機能面の評価後となる。ホンダ自動車など日系自動車メーカーに納入していく。 これで同社グループの自動車向けPPコンパウンドの生産能力は、欧州における外部委託を含めて日本、米国、中国、タイ、メキシコの各国を合わせて同43万6,000トンとなった。6月にはタイの設備が同8,000トン分増強されるのでトータル44万4,000トンとわが国資本では最大規模となる。他に、出光興産も世界主要国に生産委託先を保有している。 |