2002年05月13日
電気化学、デンカ製薬の株式を共立製薬に譲渡
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:電気化学工業

 電気化学工業と共立製薬(東京・千代田区、岡本雄平社長)の両社は7日、電気化学が保有するデンカ製薬(川崎市川崎区、竹爪征夫社長)の株式全株を共立製薬に譲渡することで基本合意したと発表した。譲渡は6月1日をめどに行われる。
 
 デンカ製薬は動物薬や飼料添加物など、主に畜産動物向けのホルモン製剤を中心とした動物用医薬品の専業メーカーで、資本金は4,800万円。全株電気化学が保有。川崎と埼玉に工場をもち、従業員は115人、年間売上高約30億円。
 
 共立製薬は獣医家向け医薬品を中心に養鶏・養殖魚ワクチンなど特色ある製剤を手がけてきた。資本金5,500万円、連結売上高205億円、国内市場でトップクラスの地位にある。
 
 共立製薬は、今後デンカ製薬をグループのメンバーに加え、一体運営していくことになる。両社は扱い製品や顧客基盤などで重複が少ないため、研究開発、製造、営業の各部門にわたり幅広いシナジー効果が期待できるとしている。