2005年04月11日 |
中国の藍星グループ、ポリアセタール年産6万トン設備着工 |
【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:旭化成、ポリプラスチックス、三菱ガス化学 |
(上海発=特約) 中国の藍星グループは3月25日、上海星火開発区で年産6万トンのポリアセタール(POM)プラントの建設を開始した。同グループによると、1990年代末からPOMの研究開発を行っており、今回の計画は自社技術による。 投資総額は110百万ドルで、完成すれば下記の宝泰菱工程塑料に並ぶ最大規模プラントとなる。 中国ではデュポンと旭化成の50/50JV、杜邦ー旭化成ポリアセタール(張家港)有限公司 が江蘇省張家港市に第1期年産2万トンのPOMプラントを建設、昨年末にはポリプラスチックス、三菱ガス化学、韓国エンジニアリングプラスチックスおよびチコナの4社のJV、宝泰菱工程塑料(南通)有限公司(PTM Engineering Plastics)が江蘇省南通市に年産6万トンのPOM樹脂プラントを完成させている。 中国経済の発展に伴い、中国のPOMの消費は急速に伸びており、1992年の16千トンが2005年には18万トンを超えると見られている。中国のPOM輸入量は2002年127千トン、03年143千t、04年は174千トンとなっている。 ・杜邦-旭化成ポリアセタールの記事 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=506 ・宝泰菱工程塑料の記事 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=15143 |