2005年04月12日 |
三菱レイヨンの第5次中計「07年売上高4000億円」目指す |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三菱レイヨン |
三菱レイヨンは12日、「持続的成長」を基本コンセプトとした、05年度からの第5次3ヵ年中期経営計画「US→2007」を策定した。2010年には売上高5,000億円規模の「成長し続ける高収益企業グループ」を目指し、今回中計の最終年度である07年度には、売上高4,000億円規模、営業利益率10%の達成を目標としている。 同社はこれまでの第4次中計で、事業の重点化と必要な投資をほぼ完了した。今後は、これらの新プラントで計画通りの利益を達成する。コアと位置づけるアクリル系事業を徹底強化し、成長が期待できない事業は、引き続き構造改革を進める。 MMA系事業(モノマー、ポリマー、コポリマー、光学部材)では、市場ポジションを高め、事業規模、収益において世界No.1のMMAチェーン構築を目指す。規模の追求では、設備投資、M&A、提携等あらゆる拡大戦略を推進する。IT・映像表示材料関連の新製品・新用途開拓を進め、高機能材料事業領域を拡大する。 事業競争力強化活動として、生産技術・体制の高度化、品種・在庫マネジメント等のBPRを徹底し、3ヵ年で100億円の合理化を目指す。 またアクリル系事業に続く次期コア事業の創出が不可欠との認識から、新規事業領域の構築に挑戦する。すでに世界水準にある「バイオ触媒技術」「光学設計・精密賦形技術」などをベースに、2010ー2015年に次期コア事業候補として発芽させる。 MMAチェーンでは、2010年には事業規模、収益で「世界No.1」ポジションの確立を達成し、その時点でグループ売上高5,000億円規模、営業利益率10%を目標とする。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/search.php?RCODE=3385 |