2005年04月18日 |
昭電、低炭素フェロクロム合弁事業を解消 |
フェロアロイ事業から撤退、金属事業再構築を完了 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工(高橋恭平社長)は18日、サマンコール社(南アフリカ共和国)および丸紅との合弁事業である低炭素フェロクロム製造会社「ミドルバーグ・テクノクロム社」(MTC)の所有株式をサマンコール社に譲渡し、無機材料事業部門の一事業であるフェロアロイ事業から完全撤退すると発表した。 MTCは、ステンレス・特殊鋼のクロム源として使用される低炭素フェロクロムの生産・販売を目的として1995年に設立。サマンコール社が工場の操業、昭電と丸紅が日本における製品の販売を行ってきた。しかし、2003年初からの南アフリカ通貨ランドの急激な上昇により業績は大幅に悪化し、コストダウン等を行ったものの現状では業績改善は困難と判断した。 このため、昭電は本年3月31日付で、MTCの合弁契約を解消し所有株式をサマンコール社に譲渡することで合意した。これによる昭電の当期業績への影響はない。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1113806861.doc |