2005年04月19日 |
昭電、ハードディスク大幅増設 月産能力1375万枚に |
【カテゴリー】:経営(新製品/新技術) 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工(高橋恭平社長)は19日、携帯音楽プレーヤー向けの直径1.89インチを中心とした、小径ハードディスク(HD)の需要増に対応するため、生産能力を大幅増強すると発表した。設備資金約120億円を投じ、月産能力を305万枚増の同1,375万枚にする。06年3月までに順次稼動する。 HDは、各種のパソコンに加えてDVDレコーダー、携帯音楽プレーヤー等のコンシューマーエレクトロニクス用途向けに需要が拡大しており、今後も年率10%以上の伸びが続くと見られている。とくに1インチ以下の超小径HDは、携帯電話等への搭載とともに需要が急拡大する見通しだ。 同社は昨秋、千葉、シンガポール、台湾の各拠点で工程の改善を中心とした能力増強を行ない、月産能力を830万枚から1,070万枚に拡大した。しかし顧客の強い要請から、設備の新設と工程改善によってさらに月産305万枚の増強を行うことにした。 今回新設する生産ラインは、同社が既に1.89インチHDで量産技術を確立済みの「垂直磁気記録方式」に対応できるラインとなる。また、現在開発中の世界最小径0.85インチHDの量産対応も視野に入れている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1113914660.doc |