2005年04月20日
VECが組織を大幅改正、事務局主導の高効率運営へ
理事会の開催もほぼ2ヶ月に1度に縮小
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会

 塩ビ工業・環境協会(VEC)は20日、同協会の活動の主体を事務局主導型に改めるため組織を大幅に変更することを同日開催の理事会で決定したと発表した。意思の決定や業務の推進のスピードアップを図るとともに、業務の簡素化と効率の向上を実現するのが狙いという。
 
 従来の総務、技術、広報・環境の各委員会を廃止して専務理事をリーダとする執行委員会に一本化し、その下に総務、技術、広報、海外、SS、行政・企業対応、リサイクル--の計7つのワーキング・グループを設置する。それぞれのWGは、VECの職員もしくは会員各社からの専任に近い派遣メンバーを中心にして構成することにしている。
 今後は、実際の業務の遂行はこの執行委員会に委ねられていく。ただし業務の運営については、有力会員会社の理事等で構成される総合対策会議に執行委員会が報告していくことになる。
 理事会は重要事項の審議決定に専念、開催頻度をこれまでの原則毎月1度からほぼ2ヶ月に1度に減らしていく。こうした一連の改革によって、同協会の活動はより機動的かつ市場動向に密着したかたちのものに改善されていくことになる見通し。