2001年10月09日
可塑剤需要7月も不振、12ヵ月連続前年割れ
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:可塑剤工業会

 可塑剤工業会は7月の生産、出荷実績をまとめた。フタル酸系とりん酸、アジピン酸系などを合わせた全生産量は3万4,420トンで対前年比82.3%、出荷量は3万7,921トンで同88.8%、生産量は2000年8月以来12ヵ月連続の前年割れとなった。塩ビ製品の需要低迷がそのまま可塑剤の不振につながっていると業界では説明している。

 フタル酸系の生産量は2万8,568トンで対前年比80.7%、出荷量3万1,495トンで同89.0%、内訳はDBPが生産480トンで同42.5%、出荷559トンで同54.1%、DOP生産1万6,664トンで同80.2%、出荷1万8,646トンで同82.9%、DINP生産8,212トンで同80.5%、出荷1万047トンで同96.7%、その他生産3,212トンで同97.4%、出荷2,243トンで同152.1%となった。

 りん酸系は生産1,595トン(91.3%)、出荷1,684トン(85.8%)、アジピン酸系は生産1,975トン(88.7%)、出荷2,175トン(91.0%)、ポリエステル系生産1,036トン(80.2%)、出荷1,136トン(81.2%)、エポキシ系生産1,246トン(105.7%)、出荷1,431トン(91.7%)となっている。