2005年04月25日
協和メデックス、酸化LDL測定試薬「MX」限定販売を解除
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:協和メデックス

 協和メデックス(本社:東京都中央区、所 洋社長)は25日、血漿中の酸化LDLを測定する研究用試薬 酸化LDL測定試薬「MX」について、同日から研究機関や企業への販売を開始すると発表した。昨年5月から、販売先を検査センターに限定して販売してきたが、これを解除することにした。

 測定試薬は、低比重リポタンパク質(LDL)が酸化されたときに生成する脂質過酸化物(酸化LDL)の主要な構成成分の一つ、酸化ホスファチジルコリン(酸化PC)を特異的に認識するモノクローナル抗体DLH3と、パーオキシダーゼ標識抗ヒトアポタンパク質B-100ポリクローナル抗体により、簡便に血漿中酸化LDLを測定することができる。

 これまでに 研究用試薬 酸化LDL測定試薬「MX」を用いて、動脈硬化性疾患(冠動脈狭窄、冠攣縮性狭心症など)、酸化ストレス関連疾患(拡張型心筋症など)と血漿酸化LDL値との関連が報告されている。また、心イベント発生の予測因子であるとの報告もなされている。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1114400174.doc