2005年04月25日 |
日化協「長期自主研究(LRI)」研究課題に応募始まる |
【カテゴリー】:行政/団体(環境/安全) 【関連企業・団体】:日本化学工業協会 |
日化協では、ICCA(国際化学工業協会協議会)などと協力して人の健康や環境に影響を及ぼす恐れのある化学物質の解明・研究を支援するため、2005年「長期自主研究(LRI)研究課題」募集を開始したが、事務局には早くも大学や研究機関などから数十件の応募が寄せられ、化学物質の安全問題に対する関心や研究が活発なことを示している。 化学物質の安全性をどう確保するかは、化学業界にとっては最重要の課題だが「環境ホルモン」のように長期・広範囲にわたる研究は、各国政府や国際機関・団体が協力して取り組んでいる。 日化協が募集中の「LRI研究課題」も、こうした国際活動の一つ。化学物質と健康・環境に関する科学的知見をさらに深め、新しい試験方法や製品管理能力を開発していくのが狙いで、先進各国で研究分野・テーマを調整し、分担している。 今年のテーマは日米欧合わせて10課題。このうち日本は次の4課題を受け持ち、3月から募集を開始した。 (1)内分泌かく乱物質 (2)神経毒性 (3)化学発がん (4)過敏症 募集期間は5月9日までで、採択分には1件あたり150万〜500万円の助成金を支給する。また研究成果は今後、化学産業界のレスポンシブル・ケア活動に生かすほか、内外の政府機関、国際機関にも積極的に提供していく方針である。 <応募要綱> http://www.j-lri.org/0301.html |