2005年04月26日
ナフサのスポット価格が再び日欧で上昇
先週1週間に日本向けも一気に32ドルアップ
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 ナフサの国際スポット価格が日本向けも欧州向けも再び上昇してきた。エチレンセンター筋によると、先週末のトン当たりの契約価格(オファー価格も含む)は、日本向けがC&F479〜480ドル、北西欧向けがCIF481〜483ドルとなった模様。
 
 これを最近のボトムの先週明けの価格に比べると、C&F/ジャパンは平均32ドル、CIF/NWEは同39ドルそれぞれ値上がりしている。短期間の上昇率としてはいずれもかなり大きい。C&F/ジャパンもCIF/NWEも、4月早々にそれぞれ500ドルの大台を大きく踏み越えて最近の最高値をつけたあと徐々に下降カーブを描いていたが、先週に入ってともに再び急反発したもの。これまでと同様に、原油のスポット相場、特に北海ブレントの相場の反発に機敏に連動するかたちとなっている。通常の姿とは逆に、北西欧のCIF価格が日本向けのC&F価格を上回っている点が注目される。